No.1867 - 2008/06/17(Tue)
『出発９』によせて
パパ、がんばれっ！
…パパ、がんばって！僕（希望的推測）もがんばるよ。
お互いに苦労するね。
あ、パパは、慣れているね。
僕も慣れなければいけないね。
無事にノルマンディーに着くのかな？
それまでママのおなかにしがみついているよ。
パパ、がんばれっ！僕もがんばるからっ！
『出発１０』によせて
パパ、がんばって！
クリスさん、『僕』は今のところ、元気です。
パパが『僕』のこととママのわがままの折り合いのつくところをうまい具合に調節してくれていますから。
ママを無理やり、押し込めていたらかえって『僕』の命はまずいことになっていたと思います。
パパ…。本当に苦労しているね。
船を岸に寄せろとか、戻れとか…本当にママはわがまま…。
『僕』のためにも…
パパ！がんばって！
No.1904 - 2008/06/30(Mon)
『百合忌』によせて
あのぉ…
衛兵隊みなさん、はじめまして…
『僕』です…。
あ、名前はまだありません…。
アラン・ド・ソワソンさん…。
実は『僕』はあなたにお会いしたかった。
なぜか？
それは…。
ママが潔く衛兵隊を除隊することが出来たのは、あなたがいたからです。
『僕』はママのお腹にいますから、ママの考えていることがわかります。
たとえ…『僕』がいても…。
このフランスの行く末を考えれば、ママは、動乱の中に身を投じたことでしょう。きっと…パパもママを止めることは出来なかったかもしれない。
だって…。
パパは、そんな一途なママを愛しているんですから。
でも…。
あなたが…。
アラン・ド・ソワソンさん、あなたがいてくれました。
あなたはママと同じようにこのフランスのために命を捧げようとしている。
ママは、自分の意思を受け継いで入れる素敵な部下にめぐり合えて幸せだと思います。
あ…。
『僕』もパパもです。
あなたがいなかったら、小船で、揺れているだけでは、済みませんでしたから。
ママも意思をこれからも立派に受け継いでください。
そして…。
『僕』の誕生を待っていてくださいね。
…でも…
それって…
あなたにとって…
“最悪”な出来事でしょうか？
『僕』は知っていますよ。
あなた…。
ママが好きだったでしょ？いや…今も…。
そして…
アラン・ルヴェさん…
すみません、ママに代わって謝ります。
でも、クロティルドおばさま…
『僕』、ママのお腹の中にぶら下がっています。
大丈夫です。
なにせ『僕』は、あなたの妹オスカル・フラソワの子供ですから！
こんなこと、へいちゃらです！
パパもいます。
ご心配なく！
でも…。まだ、パリですよ！
これから長いって言うのに…。
これからが思いやられます…。
パパ、一緒にがんばっていこう！
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