「永遠のベルサイユのばら展」ルポ

オンディーヌさま記

2007/12/20(Thu)


「ベルばら展」初日に行って参りました。
凄かったです!!原画の迫力!!
枚数の多さ!!最初からラストまでダイジェスト版で全部ストーリーが追えるように配列されておりました。
昔も数十枚を見たことがあるのですが、これだけ展示されると感激ひとしおです。
35年前にタイムスリップしたみたいな感覚でした。

原画ムービーなるものも10分で上演されていました。
原作のダイジェストを絵と文字と音楽で上演してくれてました。こちらも思わず涙ぐみ・・・

原画はやはりバスティーユの場面は進撃のあとは、サラッとしか見れません。凝視など辛くて・・・
ですから帰るとすぐにこちらに避難させていただいております。

もう脈拍は100を下回ることなく、そのうち息苦しくなってきたものですから、かなり長時間いたのですがとうとう、外へと逃れました。

グッズを買ったあとはカフェで休息したのですが、アールグレイを持つ手もなかなか震えが治まらず・・・ははっ・・・

さわらびさま、もうオタク人生も末期症状でしょうか?

そうそう!それと話題のドレスですがオフィシャルサイトで見たときより実物の方がずっと素敵でした。
ちょっとシンプル過ぎ?とも心配したのですがドレープもたっぷり取ってあって正面から見るよりも斜め後ろから見るのが一番綺麗でした。
色は白!理代子先生はウエディングドレスのつもりで描かれたとのことでした。
胸元と背中のV字開きはオーガンジーのような素材で透けておりました。後ろがファスナーになってたと思うのですが、まあしょうがないですわね。
とにかく、素敵!!細かな刺繍が作った人の熱意を感じさせてくれます。










2007/12/25(Tue)


オタクの休日はすべて「ベルばら展」の予定に合わせてありますf^ ^;

今日は名古屋松坂屋店で「サイン会」の日!
理代子先生は赤いニットに同色のコサージュをつけられ、チェックのロングスカートに黒の紐ブーツとういうスコットランド風の装いでいらっしゃいました。
そして、お若い頃と変わらぬ高くてコロコロとしたお声でファンに対応しておられました。
その笑顔のお美しいこと!また御髪の豊かなこと!手のお白いことといったら・・・

ファンの年齢層も様々ながらもやっぱり自分の年前後の方が多かったようです。
2時間ほどかかったサイン会が無事、終了すると拍手の中、先生は退場されていきました。

この大掛かりな「展示会&サイン会」、あのブームの中ではけっして成立しなかったようにと思います。
矢場町にある松坂屋から始まった展示会目当ての列は栄、伏見まで伸び、お買い物客をしのぐ数となっていたかもしれません。
今だから実現できたのかもしれないですね。

それにしても展示会場の入り口をくぐるたびに、胸が込み上げてくるのはけっして私だけではないと思います。
そして、くぐったが最後、我を忘れ時間を忘れ・・・
はははっ・・・どうしましょう?さわらびさま!
朝出たはずなのに、そんなに寄り道しなかったはずなのに帰りは真っ暗!
そして帰り道に考えることは次はいつ来よう?会場を変えようか?などと・・・ほほほっ・・・みなさま、呆れてやってくださいませ。

原画展の方は何度見ても感動!もういっそのことすべての原画を展示していただき、最初からラストまで通して読みたくなってしまいます。
また、「特別着彩」の施してある絵も何点かあり、「あれ?この絵に色がついてるの初めて見た・・・」というのもありました。
そして、「愛の誓い」の二人が涙してしっかりと抱き合うシーン!!美しいです〜!なんど見ても!
このシーンのオスカルさまの金髪が一番、ゴージャスだと思うのですが・・・
幼い頃、何度、真似して描いたことか・・・

それと、しょ、初日にはなかったグッ、グッズがぁ〜!!
やっぱり、舞台同様、初日、中日、楽ははずせないということでしょうか?
それも金と銀の花模様の額に入ったリトグラフ☆
お値段はなんと、28350円!!
展示会のポスターと同じ絵(オスカルさまと王妃)と緋色の羽根の付いた兜を持ったオスカルさま、そして赤の軍服で剣に手をかけ眼光鋭いオスカルさまの三点!

予約してから印刷するそうで、ご自宅郵送だそうです。
ほっ欲しい〜〜!!

庶民でおバカな私は「額と中身とどちらが高いのですか?」などという質問をぬけぬけとしてしまい、案の定「中身です」と答えられてしまいました。

紙はきめの細かい和紙で印刷方法が特殊で退色しないのだそうです。
最も原画に近い風合いだということです。
「今日は3名様、ご予約いただきました」とのことでしたが、4名目になる前に帰ってからしっかり思案することといたしました。
でも、欲しい〜〜!!
この作品は初日には間に合わなかったとのことでした。
そういえば、初日に受付でくれた小クリアファイルは今日はもらえませんでした。

おそらく、欲しいグッズをすべて買えばパリ往復できます!マジです!










2007/12/29(Sat)

今日も今日とて、名古屋「ベルばら展」行って参りました〜!!

キャラメルさま、カメオ見てきましたよ〜(^0^)/
ブローチ(大)が50万弱、中が20万弱、小は売り切れでした。指輪もありました。指輪だけ絵柄が違って、オスカルさまのお顔だけで薔薇をくわえておいででした。私はこの指輪が気に入ったのですが、お値段が8万台ということで・・・ははっ・・・まあ、買えませんわな・・・

イタリアのカメオ職人のチーロ・マッツァの手によるものだそうです。いくつかの完成品のうち理代子先生のOKの出たものだけ、販売しているとのことでした。
たしかに、手作りですのでひとつひとつ、微妙な差はできるのでしょうね。

原画について・・・

照明は美術館並み、水彩画にあたる照明にいたっては平安の絵巻物を展示している美術館よりも暗めといった印象でした。
至近距離まで近づいてもなかなか見づらい・・・
私の視力のせいかもしれませんが。
ただ、水彩画は退色と反りが出るため光には充分すぎるほどの配慮が必要だそうです。

それと、「特別着彩」の施してあるものはどうも、原画を刷りなおしたものに色づけしてあるみたいです。だって、原画とは紙質が違いましたもの。
そりゃ、原画はそのままの状態で保存していただきたいですよね。

「劇画ムービー」について・・・

たった、10分のものなのに私としては大満足いたしております。
これを作られた方は、「ベルばら」をよく理解されている!「ベルばら」のファンに違いないと確信いたしましたもの・・・!
音楽も場面、場面で切り替わり、原画が重なり効果音も入る・・・見るたびに感動いたしました。

さてさて、名古屋は明日が千秋楽!
次は神戸が会場となるわけですが、展示物は変わらないそうなのですが、展示方法および会場の環境が変わるそうな・・・

例えば、ドレス・・・
名古屋では通路より一段高い台座の上にマネキンに着せて飾られておりました。
それだけで、充分過ぎる輝きを放っておりました。

でも、神戸では・・・うふふっ・・・ここでは言いませんわね。だって、サプライズですもの!











2008/01/10(Thu)


神戸展、やっぱり行っちゃいました〜!
みなさん、呆れてますよね・・・でも、行っちゃった!f^ ^;
でもって、書いちゃうぞ!(笑)

今回は入り口くぐってすぐにドレスが展示されておりました。台座は二段!
で、下の台座には白のチュールを敷いて、その上に白とピンクの薔薇の花びらが散らしてありました。
事前に聞いた話ではドレスはくるくる回転するように展示されるとのことでしたが、やっぱり、人の方がドレスの周りをくるくる回って、ためつすがめつしておりました。

そして、ドレスの側方上にはスクリーンにフェル伯と踊っている絵が角度や部分を変えながら映し出されていました。

博物館からきた「アビ・ア・ラ・フアランセーズとローブ・ア・ラ・フランセーズ」は大理石を模した二段の台座の上に、あたかも宮殿内のように飾られておりました。四隅には白の柱、後ろには白のナイロンカーテンで雰囲気を出しておりました。

う〜ん!なんか、結構な人手でしたよ。平日にも関わらず・・・
55歳くらいの男性サラリーマンの方もいらして、あのブームのときは20歳くらいの学生さんだったのかしらなどと思いを馳せながら、お客様にも目を留めてしまいました。杖をつきながら鑑賞されているさらに年配の男性もいらっしゃいましたし・・・

笑ってしまったのが、展示会場前を「あっ、ベルばらや〜」と笑って通り過ぎていった男子高校生二人・・・
さすが、関西地区!「ベルばら」の知名度は時を経ても高いまんま!(笑)

帰りにはおしゃれな街、神戸でなにかお買い物でもと思っていましたら、やっぱり外へ出る頃には暗くなってました。
やっぱり、観光と「ベルばら展」を兼ねようと思ったら、超早朝出発にするか泊まりですね・・・f^ ^;
もう、あの空間に入ってしまったら出たくなくなっちゃいますもの!いっそのこと、展示会場で寝泊りしたい!

それと、何度もドレスを見ていると、こちらの「陽だまりサロン」No.913ジミ様の書き込みによる「コルセット疑惑」が再浮上してしまうのです!
ウエスト近くまで深く切り込まれたV字の開きを見ると、どうしてもこの下にコルセットをつけるのは不可能かと・・・
それに、前身ごろは縦三枚の布地で出来ており、ウエストの切り替えは当然なし。胸腹部にぴったりとフィットし、後ろは後ろで腰背部にぴったりフィット!
この下にコルセットのシルエットが浮かび上がるのは、とっても野暮ってもの。
まあ、イメージってことで深追いしてもしょうがないのかもしれませんが・・・現代なら優れものの下着はいくらでもありそうですが・・・

では、掲示板の私物化はこの辺で・・・
失礼いたしましたm(_ _)m








2008/01/30(Wed)


ルーブル展の感想ですが・・・

行くたび、行くたび書いちゃっていいんでしょうか?
楽しみにしてくださってるという方はお読みいただき、そうでない方は無視しといてくださいませねm(_ _)m

とにかく疲れましたf^ ^;
前日は会社の同期(21〜22歳)とディズニーランドへ行ったせいもあり、足の筋肉が非常に痛いです・・・
美術館もこの年となるとスニーカーで行くべきかと真剣に考えます。
「ベルばら展」の時はわりと自分のペースで回れたのですが、今回は平日を選んだにも関わらず、すごい人手でなかなか落ち着いて見れませんでした。

入り口で「音声案内」のイヤホンを500円で貸してくれまして、音楽も入ってたりしてなかなか楽しかったです。
「ベルばらチケット」四種類と同じ絵がポストカードになって販売されてますので、前売りを買えなかった方も安心していただけるかと思います。

展示品は多い!!
本物の迫力をどうぞ、ご自分の目で確かめてきてくださいませ。
kidsのミニガイド本が販売されているのは、皆様、ご存知でしょうが、公式の「ルーブル展カタログ」もありますので、より詳しくご覧になれると思います。美術品の細部のアップも載ってますので、見にくかったところも再度、楽しめます。

絵は眺めているだけで満足できるのですが、美術工芸品というのは、どうしても手にとってみたくなっちゃうんですよね☆
「ルーブル展 公式サイト」でも紹介されている「嗅ぎ煙草入れ」は本当に美しかったです。
4種類の色の金で細工され、ダイヤが施してあるんですって!嗅ぎ煙草入れはいくつもの作品が展示されてましたが、中でも輝いてました。
想像よりもずっと小さく10cmほどの小箱で掌に乗っかりそうな大きさなのですが、ずっしりと重いのですって!う〜ん、触ってみた〜い!

「携帯旅行セット」も見ごたえありました。
ヴァレンヌ逃亡の時も持っていったのか?と思いましたが、逃亡前にブリュッセルに送ることになったのだとか・・・その後、一時、イタリアで保管され、今はルーブルが所蔵しているそうです。王妃が大変気に入っていた品のため複製を作らせていたそうですが、それも逃亡までには間に合わなかったらしいです。

他に気に入ったのは「帯飾りの鎖付き懐中時計」とか・・・とっても凝ってるんですもの。

もう、い〜っぱい展示されてますので、とっても書ききれませんわf^ ^;

かりめろさま、こんなんでご参考になりましたかしら?

キャラメルさま、新作カメオ見つけましたよ!
中くらいの大きさで289,000円だったと思います。私の好きな兜を持ったオスカルさまでした。その一点だけでしたが、「ベルばら」とは知らずに店員さんは売ってるのでは・・・と思ってしまいました。

名古屋で見たカメオ(中)も20万弱ではなく、神戸で確かめたら20万強でした。訂正いたします。

ではでは、とりあえずここまでにしておきま〜す。
これから行かれる方、どうぞ楽しんできてくださいませ〜(^^)/








オンディーヌさまが当掲示板にお寄せ下さいました「永遠のベルサイユのばら展ルポ」と「ルーブル展ルポ」でございます。
どちらも参れませんでした私にとりまして、このルポがどんなに楽しみだったことでしょう!
ぜひ記念に残させて欲しい!と強奪のような形でアップさせていただきました。オンディーヌさま、本当にありがとうございました。
                                    さわらび




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